2012年2月20日月曜日

不覚にも風邪をひいていました

日々の忙しさからくたびれて先週風邪をひきました。
「風邪」漢方の世界では「ふうじゃ」と読みます。

頭痛、鼻水、ノドの痛みなど症状が風のように変わるので風の邪気、風邪というわけです。

今回インフルエンザも怖かったのですぐ病院に行き、検査は陰性で胸を撫で下ろしましたが、先生に漢方薬の処方をお願いしました。
その時に処方してもらったのは麻黄湯(まおうとう)でした。
風邪の初期症状に使う薬です。中に杏仁が入っています。杏仁は読んで字のごとく杏の種です。中国のお菓子の杏仁豆腐の原材料です。杏仁はノドを潤してくれるので、今の時期に良いスイーツです。乾燥から身体を守ってくれます。

風邪をひいたら治っていく中でゆっくりとその症状を受け入れて、巡るのをゆっくり待つ事が大切です。全体に邪気を回して逃げて行くのを待つイメージ。
しっかり邪気を追い出して、例えば小さな咳でもおさまるまで漢方薬や食事で収まるのを見届けます。
ちなみに咳にいい食品はクコノミ、ギンナン、くるみなど。
そうすることで「風邪の種」を残さないようにするのが大切です。
少しでもその「種」が残るとまた風邪をひきやすくなるのでゆっくりしっかり治しましょう。



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