2012年3月17日土曜日

ピサンゴレンの知恵

インドネシアのおやつ、ピサンゴレン
バナナのフリッターを久しぶりに作ってみました。
バナナがとろりとして手軽なおやつです。
なぜインドネシアはバナナを揚げたのか、また勝手に考察してみます。

バナナは漢方の世界では身体の熱を取ってくれて
胃腸の調子などを整えてくれると言われています。
ニキビなどのトラブルにもいいとされています。
が、冷え症の人には不向きです。
便秘にもいいというイメージがあると思いますが
冷え症の便秘の方にはおすすめできません。

去年、被災されてる方の映像をニュースで見た時にバナナが配られていましたが、
寒い地でバナナは…と不安になったことを記憶しています。
少し脱線しました。

インドネシアは暖かいところですがこうして火を通してるところに「労り」を感じます。
冷やしきらない知恵。最後にシナモンパウダーをかけますがこれも、
身体を温めよう、冷えきらないようにしようという意識なんだろうなと思います。
なので、私も夜の時間にはバナナはそのまま食べないようにしています。

実際本当に現地の方の意識が合致してかは分からないですが、日本の気候のもとでどうやってバナナを食べるかということのヒントの一つとして書いてみました。





2012年3月15日木曜日

野生のチカラ

今日ですごい!お肉を食べて4日目ですがお肉の力が継続しています。

まず驚いたのは、最近、足のむくみが気になっていたのですが
むくみがなくなりフットワークが良くなりました。
正直びっくりしています♪身体自体も元気です。こんなに違う身体になるとは。
むくみを取ってくれたのは鴨肉の力です。個人差はもちろんあると思いますが。。

食材の持つチカラを(効能)を知って食べていても、私の立場で言うのも誤解があるかもしれないんですが、どこかで半信半疑というか、その、なんていうんでしょう、身体の反応に任せるようにしていて、結果「あ!」みたいな感じで身をもって感じる自覚を楽しんでいます。

最近オーガニックのハーブティの力強さに驚き、今回野生のお肉のエネルギーが身体を強くすることを真っ向から経験してしまいました。
植物にしてもお肉にしても野生のチカラ、生命力が溢れていくんだなと
改めて感じています。
なんていうか、人間が食に対して向かう「狩り」ということがひとつの「普遍」だったような気がして来ています。もうこれ以上あまり追いかけませんけど。
大変な方向まで書いてしまいそうなので☆

そして現在、食品の安全性が問われる中で こうした事に気がつかされてしまう。
複雑な思いです。

そして 今 私がこうして漢方の理論を持って皆さんにお伝えしたいのは、自分に必要な食材を食べていくということです。
もちろん食べたいものを食べるのもとっても大切です!
ただその中でも自分の身体に寄り添うことが重要だと思います。

先日 野生のお肉の効能をざっくり書きましたが、そんな時にも自分の体調や特性を知り、その自分のデータに基づいた食材を選んで頂きたいのです。
日頃の献立に迷った時なども便利ですし、外食する時のメニュー選びにも役立ちます。

少し宣伝の方向になってしまいますが、そんな訳で、漢方の食養生スタイリングをぜひ!
ご連絡お待ちしております。
ざっくりとしたご質問などはお気軽にメールしてくださいませ。

2012年3月14日水曜日

野生肉の驚異!

鹿肉、鴨、猪、熊のお肉を食べました。

野生のお肉の香りはとっても静かに身体に入っていきます。
ユッケは甘みがあり、そのやさしい味に驚きました。
鹿肉は血を補い、産後虚弱、不妊症、痛みや滋養強壮、精神疲労、無気力などに効果があると言われています。

鴨肉はむくみ、利尿作用により喘息、むくみ、下痢などを改善します。
炭火でじっくり焼いていくと半分くらいに縮みました。お肉の香りも尋常じゃなかったです。
鴨肉のササミの部分は生で頂いたのですが、甘み、食感がなんとも言えず滑らか!
驚きの連続です。レバーも焼いて頂きました。全然臭くなく、楽しくなっていきました♪

最後に猪と熊のお鍋を頂きました。ミソ仕立ての鍋で身体を芯から温めてくれます。

猪は疲れやすい時、のど、唇の乾燥、便秘症状を改善したり、身体に害を与える物質を除去、いわゆるデトックスですね。関節痛などの改善していきます。

熊肉は独特の食感と味の濃さに驚きました。
熊は骨を強くし、足腰のだるさに効果があります。
最後に鍋のスープをすいとんにして頂きましたが、お肉のダシが凝縮され、もうそれはそれは素晴らしい世界でした。

かなりのお肉の種類、量を頂きましたが、頂いている間、胃がもたれませんでした。
野生の力なんだと思いました。
最初に感じたのはお肉の脂肪分が少ないような気がしました。
それでなのか、胃腸にどんどん吸収されていくような感覚がありました。
そして今日の体調がどうなることかと楽しみにしていました。
翌日、今日のことですが、相当身体の調子が良く、一段階上の身体を持ったような感覚になりました。
野生の肉の力強さ、そして身体に対しての肉の養分がまさに血となり肉となるということを身をもって感じています。

お店のご主人に伺ったのですが、お医者さんのお客様が結構いらっしゃるそうです。
納得です!
普段、あまりお肉を食べないのでどうなることかと思いましたが、お肉の持つ力を再確認しました。
漢方では美味しく楽しく食べることが基本と言われています。
先日は震災から一年という日曜日を過ごし、個人的な心情ですが、少し気力、体力が落ち込んでいたところに、このお食事を頂けて、大げさですけど生きる気力が出てきました。
嬉しい時間を頂きました。


今回はすごく勉強になるひとときでした。
誘って下さったF氏、本当にありがとうございました!
野生の力ってすごいですね!

2012年3月9日金曜日

「知の構造」からの考察

松岡正剛氏が日本人の「知の構造」について書いています。
知の考古学。日本は残念ながら「知の構造」を構築してこなかったと。
理論構造のようなものを知の系譜として確立して来なかった。と松岡正剛氏は書いています。
そしてヨーロッパというのは「知の構造」をつくりつづけた国々であり、民族であり、集団だと。
松岡正剛著 「連塾 方法日本 神仏たちの秘密 日本の面影の源流を解く」 から

2012年3月6日火曜日

Thinking about Lady Gaga and 漢方

昨日の夜、Lady Gagaのliveを観ていました。
本当にエネルギッシュです。
女性としてアイデンティティがこうして表現されていくこと、メッセージ、
素晴らしいなと思います。
そして彼女が綴るメッセージに勇気をもらっていました。
謙虚さや、オーディエンスにエネルギーを与えていく姿に感動していました。
彼女の作る音楽の好き嫌いということを超えて彼女の姿に目が奪われていきました。
25才。すごいです。

私たちは両親から大きなエネルギーをもらって生まれてきます。
赤ちゃんが力いっぱいに泣いているのを見るとこの小さな身体にこんなに大きなエネルギーが存在するなんて!と感心します。
そのエネルギーのことを「先天の精」と言います。
この「先天の精」は生まれながらに持っていながら、ある意味、大人になるにつれて減っていくものなので、大事に使わなければなりません。
そしてこの「先天の精」は言わば生命力の源です。
同時に「腎」というエレメンツに関わり、膀胱や耳、腎臓とリンクしていると考えられています。
その延長線上に、水の巡りーむくみや汗など身体の水分を司っています。

出産をしたり、セックスをしたりすると、この「先天の精」は大幅に消耗します。
「精」を急激に消耗すると顔色が黒くなったり、白髪が出たりするのも
「腎」の影響が関わります。
消耗した時にめまいが起きたり、耳に関わるトラブル見舞われることもあります。
この「腎」はただただ減っていくしかないエレメンツなんです。その精を簡単に言うと増やすことは出来ず、フォローしづらいので温存しながら過ごさなければなりません。
という訳で、この「先天の精」や「腎」は、生殖やセクシャリティな部分に大きく関わる存在です。

こうした背景の元、Lady Gagaを見ていると溢れんばかりのエネルギーを感じるのです。
この方の「先天の精」はすごいなと。
セクシャルな彼女と漢方のメソッドである「精」というものが重なって見えてきます。
勿論、ご本人の意志も当然あることは分かっているのですが、漢方のメソッドを少しスライドさせて人物を見ることも楽しいなと思って綴ってみました。

私なりの見解で書いてしまいました。私の個人的な漢方の捉え方なので、
かなり飛躍したページです。