2012年8月7日火曜日

放射能関連

珍しく連日ブログを。
本当に気まぐれで申し訳ありません。
今日は朝から食品衛生の講習に行って参りました。

気になりどころは放射能の対処の問題。

今回は漢方から離れたことになりますが、震災直後に書いたブログで
この事を少し綴ったのですが、引き続きこの事を追いかけていこうと思っています。

放射能の問題はもらった分厚いテキストに1ページの説明でした。
ざっくり申し上げますと、基準値下げましたってことだけでした。

最近、飲食業界の友人と情報共有したり、ネットで調べたりしてもうネットの放射能関連対策フォルダのブックマークはおびただしい量になっています。
もう何が何だか分からない事態の私は講習のあとに先生に色々お話を伺って帰ってきました。
民間のホームページに関しては若干否定的な回答を頂き、東京都の食品衛生のホームページを見てほしいとのこと。

まだまだ勉強不足のつたない一意見でございますが、今回の事態の中で、私が一番疑問に思っているのは、長崎、広島の原爆投下のことから日本が何を学んで、どんなデータを収集して、責任をもって言えることは一体なんなんだろうと。
例えば、東京都の衛生局が発信する被爆対策に関してはっきり何かを明言してるかと見てみると、基準値、測定値の報告でした。
私の調べる量がまだまだなので、これからも調べて勉強していきたいと思います。

希望として持ち合わせていいことなのか分かりませんが、この民間団体が発信していく被爆した食材に対しての調理法、書店で最近見かける被爆対策だと思われる料理本などに対しての正当性を国として発言できていくのかどうか。

今回の講習はとにかく菌のお話が中心でしたが、これもまた時間が経つにつれて色んなことが起きて、その都度対策を試行錯誤していくことなので、ずっとずっと追いかけ続けることだということ。
勉強は果てしなく続いていきます。




2012年8月6日月曜日

江戸っ子気質!冷やしなんちゃらの功罪

またもやご無沙汰のブログでございます。
皆さまに暑中お見舞いを申し上げるご挨拶と共に夏の養生法を添えたいと思います。

猛暑の夏。
日本人はどうしても身体をがっつり冷やしたくなる傾向が強くなります。
江戸っ子気質と勝手に申し上げても宜しいでしょうか。。
冷やしたぬき、冷やし中華、冷やしカレーなんかも最近お見かけ致します。

この冷やしにかかってくる身体の負担も見え隠れしますので、バランスに気を付けて夏を過ごして頂きたく思います。

今年は節電もありつつ外出先やお勤め先などのクーラーも気温との温度差が生じて参ります。
この温度差の中で冷やしなんちゃらを食欲に任せてどんどん摂っていきますと、身体を冷やしすぎて、秋冬に向かう時に冷え症を引き起こしやすくなってしまいます。

インドをはじめ、タイ、ベトナムの料理を見ていると、冷やした状態のお料理は少ないなと感じます。
フォーにも生野菜をスープに入れたり、インドは摂氏35℃前後の気温でありながら身体に刺激的なスパイスを使ったりします。
アジアの食は見渡すと体温を維持するヒントになるかと思います。

最近冷やし担担麵も流行っています。
担担麵などの唐辛子を使った料理は体内の水分を逃がし、同時に水分調整作用を促すための料理です。冷やして食べてしまうと代謝に影響する場合も出て参ります。
中華料理にはこうして、「食薬」つまり「食べるくすり」になっているものが多いです。
そうは言っても人間無理は禁物です。
自分が美味しく楽しく食事をすることが一番の養生ですが、秋冬にかけての身体を準備していく意識を持って過ごしたいと思います。