2012年1月3日火曜日

梨木香歩さんの「くるりのこと」から2012

何年か前に梨木香歩さんのエッセイ「くるりのこと」を読みました。
彼女の文章の中で印象に残った言葉があります。

「私たちは自分のこれからと社会で起きるこれからの二つのことを考えて生きていかねばならない」。
言ってみたら当たり前のような事だけれど当時の私はこの明確化された言葉に勇気をもらった気がしていました。

この言葉がいつも私の鍋底にありながら過ごしていた中での3.11
「大地震」と堂々と書けない心情もあっていく上で自分の仕事に対しても
心が止まってしまいました。
これから食の世界がどうなっていくのか、どうあるべきなのか。
考えていたら年が明けてしまった。
セシウム、無農薬、有機… 食の安全性を求めていく流れがありながら
薬膳という世界、食養生という世界を描く事が贅沢な気さえ起きていました。
そういう意味で心が止まっていました。

これから先の思いや考え方が人それぞれにあっていくと思いますが
やはり、病気になりにくい身体を支える仕事に向かうことが大切だと。
私は食の安全性もふまえてこれからの食を表現していきたいと思います。

体調が悪い時の食事、自分のモチベーションを保つための食事を提案し、
少しでも皆さんのお役に立てるようにこれからも勉強を重ねて参ります。



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