2012年8月6日月曜日

江戸っ子気質!冷やしなんちゃらの功罪

またもやご無沙汰のブログでございます。
皆さまに暑中お見舞いを申し上げるご挨拶と共に夏の養生法を添えたいと思います。

猛暑の夏。
日本人はどうしても身体をがっつり冷やしたくなる傾向が強くなります。
江戸っ子気質と勝手に申し上げても宜しいでしょうか。。
冷やしたぬき、冷やし中華、冷やしカレーなんかも最近お見かけ致します。

この冷やしにかかってくる身体の負担も見え隠れしますので、バランスに気を付けて夏を過ごして頂きたく思います。

今年は節電もありつつ外出先やお勤め先などのクーラーも気温との温度差が生じて参ります。
この温度差の中で冷やしなんちゃらを食欲に任せてどんどん摂っていきますと、身体を冷やしすぎて、秋冬に向かう時に冷え症を引き起こしやすくなってしまいます。

インドをはじめ、タイ、ベトナムの料理を見ていると、冷やした状態のお料理は少ないなと感じます。
フォーにも生野菜をスープに入れたり、インドは摂氏35℃前後の気温でありながら身体に刺激的なスパイスを使ったりします。
アジアの食は見渡すと体温を維持するヒントになるかと思います。

最近冷やし担担麵も流行っています。
担担麵などの唐辛子を使った料理は体内の水分を逃がし、同時に水分調整作用を促すための料理です。冷やして食べてしまうと代謝に影響する場合も出て参ります。
中華料理にはこうして、「食薬」つまり「食べるくすり」になっているものが多いです。
そうは言っても人間無理は禁物です。
自分が美味しく楽しく食事をすることが一番の養生ですが、秋冬にかけての身体を準備していく意識を持って過ごしたいと思います。

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